双子美少女と付き合うのは夢じゃない
「真樹っ!」
「真樹さん」
授業が終わり、教師が教室を出て行くと。
すぐに、俺の席の前に二人の女子がやってきた。
明るい茶髪のギャルと、清楚な黒髪のお嬢様という対照的な二人だ。
翼沙雪月と、その妹の風華。
ぱっと見は真逆の印象だが顔はそっくりで、大きな胸や細い腰などスタイルまで同じ。
つまり、双子の姉妹で——
「さあ、帰ろっか」
「はい、帰りましょう」
「…………おう」
今の俺たちは、コワモテのヤバい男が美少女二人を脅して侍らせてるようにしか見えないだろう。
ギャルは満面の笑み、お嬢は清楚な微笑みを浮かべていたとしても。
もちろん俺は脅してないし、顔が怖いだけで中身は普通の高校生だ。
ただ、一つ普通じゃないとしたら——この双子美少女が二人とも俺のカノジョということだ。
姉の雪月に告白したら、オマケとして妹の風華がついてきたという人には信じてもらえない経緯だが、事実なので仕方ない。
「なによ、まじまじとあたしらの顔見て?」
「いくらでも見ていいですけど、どうかしたんですか?」
「……いや、カノジョの顔を凝視したくなるときもある」
俺は適当に言ってごまかし、二人で教室を出た。
「ま、そうよね。見たいなら顔だけじゃなくて——どこでもいいわよ?」
「うおっ! お、おい、雪月!」
雪月はミニスカートをぴらっとめくって白い太ももを見せつけてきた。
「そうですね、真樹さんなら見るだけじゃなくて——どこでも触っていいんですよ?」
「ふ、風華まで……!」
風華は俺の腕を取って、むにゅっとGカップの大きな胸を押しつけてくる。
さすがに校内でパンツを見たり胸を揉むわけにもいかず、三人で帰宅——
実は金持ちでもある雪月と風華は豪華なタワマンに住んでいて、今はなんと俺も同居している。
マンションの部屋に入り、リビングのソファに腰を下ろした。
「はー、落ち着く。やっぱり我が家が一番だわ」
「ふふ、ゆづ姉、それは旅行から帰ったときの台詞ですよ」
見てのとおり、双子姉妹は仲が良い。
俺を取り合って争うようなことは——めったにない。
永遠にないほうが嬉しい。
「今日は寒かったー。あったかいお風呂にでも浸かりたいところね」
「そうおっしゃると思っていました」
「もうすぐお風呂の準備が整います」
「さすが亜沙と優羽ね。気が利くわー」
リビングに音もなく現れたのは、雪月と風華に仕えるメイドで、こちらも双子である亜沙と優羽だ。
有能なメイドで、この二人はいつの間にか俺まで主として認めてくれている。
「では、お風呂に入りましょうか。真樹さんもご一緒に」
「風華、ここで脱ぐなよ!」
風華は制服を脱ぎ、白いブラジャーとパンツだけという格好になっている。
「はしたなくてすみません。でも、真樹さんとのお風呂、待ちきれなくて」
「そうよね。こんな日は双子の可愛いカノジョとお風呂に入るに限るわよ」
いつの間にか、雪月まで制服を脱いで黒いブラジャーとパンツという格好になっている。
俺と双子美少女は、こうして一緒に暮らして、下着姿を見せてもらい、風呂にも一緒に入る関係になっている。
あまりに幸せすぎるくらいだが――俺はもう、この幸せを受け入れて楽しんでいる。
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